海外出張時の労災適用はどうなるの??

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ビジネスマンである皆さんは「海外出張」と「海外派遣」、その二つの差をご存知でしょうか?
少し似ているものかもしれませんが、実はこれには非常に大きな差があります。
それはずばり「労災」というものです。
海外出張の場合には労災が適用されますが、海外派遣とみなされると労災は適用されないのです。

でもどんなケースが海外出張になって、どんなケースが海外派遣なのでしょうか?

海外出張なのか海外派遣なのか、その違いを知る

もしかしたらこの二つの違いを「労働時間」とか「労働期間の長短」と考えている人がいるかもしれません。
しかしこれは違います!
実は「属地主義」という概念が非常に重要になってくるのです。

これはどういうことでしょうか?

もし国内の事業者から出張を命じられた時には、「海外出張」ということで労災が適用されます。
しかし、海外の事業所に所属しており、指揮命令がその事業所から受けている場合には、「海外派遣」ということになるのです。
海外派遣の場合には、労災の適用を受けることができません。
もちろん、このような線引きを知っても、自分はどちらなのか分からないこともあるでしょう。
一番は会社で確認するのが理想的ですが、もし会社でも分からない時には「労働基準監督署」でチェックすることができます。
旅立つ前には必ずこうしたことをチェックしておきたいですね。

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海外出張時の全ての病気や事故が労災の適用になるわけではない

きっと海外出張中に事故とか病気に遭うことも珍しくないでしょう。
しかしそのすべてに労災保険が適用されるというわけではないのです。
どうしてでしょうか?

もし業務に従事していたとみなされる場合にはその適用を受けますが、それ以外の場合には海外旅行傷害保険とか、帰国してから健康保険を使って治療費の申請をしなくてはいけないのです。
でもどんな場合が「業務中」ということになるのでしょうか?

例えば商談とか講習などで現地にいった場合、会議・市場調査・現地での追突事故への対処・アフターサービスなどが業務ということになります。
では労災でカバーされない医療費というのはどうしたらいいのでしょうか?
これは会社が「海外旅行傷害保険」に加入しているか否かで大きく異なります。
海外での病気や事故というのはその対応が非常に難しいものなので、もし会社が加入してくれなかった場合には、自分で加入することも検討しましょう。

海外出張に行く前の労災手続きというのは基本必要ない!

海外出張に行く時には、特別何かの手続きが適用に必要になるわけではありません。
では実際に病気や事故に遭ってしまったら、どうしたら良いのでしょうか。
実はこのハードルというのは非常に高いもので、現地で揃えないといけない書類もあります。

労災の申請に必要な書類は以下の4点です。
・診療内容明細書
・領収書
・明細書
・以上3つの日本語での翻訳文

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この日本語での翻訳文というのは専門家に依頼する必要はなく、意味が分かればいいのだそうです。
こうした最低限の知識というのは持っておきたいものですね。

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